3月までいた網走で通っていたバーのマスターから、7月に札幌で4年ぶりにウイスキーフェスがあると聞いていました。
発売と同時に前売券を購入、ついに昨日行ってきましたよ。
開場は日本酒のイベントでもお邪魔したことがあるロイトン札幌。
問い合わせ先がHBC事業部と書いてありました。
開催・主催という表現ではないので色んな事業とのコラボイベントなのかもしれませんね。
というのも今回のイベントブースはウイスキーの製造・輸入・販売企業だけじゃなく全国のバーや他都市のウイスキーフェス、美味しいおつまみの企業などたくさんのウイスキーに関わる事業が出店していたからです。
各ブースの他、メインステージでのオープンセミナー、マスタークラスという別室でのセミナーなども同時開催。
そして今回の前売券は1枚5000円なのですが、これだけで各ブースにある無料試飲ウイスキー(10mlぐらい)が飲み放題です。
ちなみに有料試飲のちょっと高価なウイスキーもあり「飲んでみたいけどいきなり買うには高すぎるしバーでハーフ(15ml)を飲んで試す機会もそうそうない」という方にはもってこいなのではないかと。
さてその辺は置いといて、まずホテルに入ったら受付をするために2階へ。
着いたのは11時ちょっと前で、受付前は既に列ができていました。
前売券を出すとパンフなどを渡され会場の3階に向かいます。
飲料水、パンフ、特典のオリジナルストラップ付テイスティンググラス、再入場可能になる手首に巻くテープ。
こちらは全て持ち帰り可能です。
(水は会場内にいくつか飲める場所があるので結局飲まずに持って帰りました)
ちなみに当日券で入場すると料金は同じだけど特典がもらえない…という話でしたが、前売券は完売し当日券は販売されていませんでした。
さてテープを手首に巻いてもう1階上の3階会場へ。
会場に着くころには既に開場の11時を回っていたのでそのまま入場します。
開場してまだ5分も経っていませんよ??
うわーこりゃお目当てには早いところ行かないとなあ、と思っていたら入口すぐ横のブース(MHDモエ ヘネシー ディアジオ)にはすでに列ができている。
焦っていたら単に「会員登録してくださった方にはこちらをプレゼント~」というのをやっていて皆さん会員登録に並んでいたのです。
今の間に写真撮る!
アードベッグは無料試飲4本、有料試飲3本。
名前聞いたことなかった「コリーヴレッカン」をほんの少し戴きます。
何でほんの少しかって?ほんの少しで十分だからだよ…
香りからして煙たさとペッパー臭というかツンと来る刺激を感じます。
…うーわ 煙い― クセつよー 刺激が長ーい
みずみずみず ずっと飲むなんて無理無理。
(…語彙力…)
普段よく目にするアードベッグ10年(テン)よりもっと刺激的。
これは好みが分れそう。
夫は思い切って普段そう巡り合えないアードベッグ25年(画像一番左)を有料試飲(2000円)していました。
舐めさせてもらいましたがいやこれは美味しいですね。
アードベッグの特徴でもあるピート香はあるもののテンよりもっとまろやかさが増したような(個人の感覚なので差異があってもお許しを)。
さすが145,600円…
アードベッグの左側にはグレンモ―レンジが勢ぞろい。
無料試飲が5本、有料試飲が5本ですね。
エックスバイ/10年/12年/14年/ネクタードール までが無料
18年/シグネット/フォレスト/バレルセレクト/グランドヴィンテージ が有料
(略称でごめんなさい)
夫がネクタードールを戴いていましたが香りと口当たりがよく女性が好きそうなまろやかさ…そう簡単に手に入らないのがわかる。
この左にタリスカーも並んでいたのですが…もう既に人が多くて撮れなかった… orz
さすが超人気ブース。もう他のブースに移動開始。
全てのブースは撮れませんでしたがちょっと気になったブースだけ紹介します。
ウィスク・イーさんのブース
多くのYouTubeウイスキー紹介chで一時期取り上げられていたバスカー(左側の4本)。
残念ながら北海道ではブランドメインの緑ラベル以外見たことがない。
以前夫がシングルモルト(青ラベル)飲んでみたいと言っていたのでポチったらストレートでもハイボールにしても良かったらしく、たいそうお気に召しておりました。
でもいつまでたっても他の3種類はお店で見かけないんだよなあ…
ちなみにこちらのブースでは販売はしていなかったので購入できませんでした。
夫はグレーラベルのシングルポットスチルを試飲、「ちょっと違う…」とのこと。
私はアラン10年を試飲してみましたが(よく見かける割に飲んだ記憶がなかったので飲んでみたかった)クセが強くなくスッキリした後味で美味しかったですね。
ホント覚えてなくてすみません。
いつも飲むお酒に入れて味変を楽しむフレーバーという楽しそうなものもあったのですが…
試飲させていただいたのは右側の「柚子胡椒リキュール」。
柚子胡椒がお酒ってどういうこと?と思いソーダ割で戴きました。
ホントそのまま柚子胡椒。しかも胡椒が結構効いている。
辛めのモスコミュール飲んでる感じ、と夫は言っていましたが生姜の辛さと胡椒の辛さではのどに刺さる感じが違うのよね…
柚子の味自体は美味しかったし、発想は面白かったです。
こちらで並んでいたのは海底熟成された市販のウイスキー。
海底熟成とは酒類、調味料などを海洋に沈めたり船に乗せ海の力を利用して熟成を行うこと。
年間の温度に大きな変化がない海底で海の振動を利用し熟成させることで普通の熟成とは違う海ならではの味に変化させる…というのが目的だそうです。
もともとの味が分からないウイスキーばかりだったので試飲はしませんでしたが、取り組みとしてはとても興味深いものだと思いました。
ワインのトンネル熟成なども一時期よく見かけましたし、今ある物を利用しさらに美味しく出来ることで飲食の楽しさがもっと広がったら嬉しいですよね。
製造・販売だけじゃなく全国各地のバーがお店の自慢の品をたくさん持って来てくれて出品していました。
見たことないもの、今じゃそう見つけられないレアな商品がめじろ押し。
そしてもともとお酒のお店だからかブースの皆さんやっぱり全員ノリがいい。
もちろん実行委員会のブースもありました。
フェスのオリジナルウイスキー、グッズを販売していましたね。
写真は右からエゾモモンガ・エゾリス・シマエナガの3品が今年のオリジナルボトルみたいなんですが、こちら予約販売(予約多数の場合抽選)だったはず。
当選者にキャンセルがあったということは抽選だったんだなあ…
シマエナガはジンなのですがエゾリスがアードモア11年54.8%、エゾモモンガがグレンマレイ13年50.7%。
うーん、度数高くてちょっと無理。
スコッチといえばスコットランド。
この日2回、会場入口前で演奏を披露して下さいました。
お恥ずかしながらこんな間近で聴いたのは初めてだったのですがバグパイプってかなり音が大きいんですね。
(調べたらバグパイパーは氏族間の争いでは旗手の役目だったそうで、士気を高めるため・相手の士気を下げるためにも音が大きいらしい)
とても穏やかな曲でも迫力満点、貴重な体験でしたよ。
他にもたくさん素敵なブースがあったのですが、いかんせん人が多すぎて写真が撮れない(涙)
我々アラフィフ夫婦は3時間ほどで会場を後にしましたよ。
昨今のウイスキー人気を目の当たりにした良いイベントでした!
…ただゆっくり味わう場所がない(会場の外はホールも飲食厳禁)、ホールにベンチも少ない。
ホテルの方が急遽スタッキングチェアを置いていたけど、それもすぐ満席。
休憩が出来ないのはお酒のイベントとしてはちょっと気になるな~。
おつまみを販売しているブースも数カ所あったのに食べる場所は全然足りなかったからね。
あと会場フロアのトイレの個室が4つあるうち、3つ開かずの間になっていたなあ…
これは会場側のせいじゃないけど(出られなくなっちゃってるんだろうな)、2階のトイレの場所とかも書いておいてくれると親切だったなと思います。
客側もこういうイベントは体調を考慮しながら楽しみたいものですね。
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